「西尾建設の西へ東へ」

西尾建設株式会社のスタッフブログ。
学んだこと、感じたことを少しでも多く紹介していきたいと思います!

マドリづくり~新築~

2018年12月13日 建築のちしき Comments(0)

こんにちは。

マドリづくりと土地の条件について事例を

ご紹介します。

 

例えば、40〜45坪ぐらいしかない土地は、

日向市では、“狭小地”と呼ばれる土地の部類に入るのですが、

こういった土地に家を建てる場合、

暗くて寒い家になってしまったり、

片付けにくい家になってしまったり、

不便な家事動線になってしまいやすいため、

あらかじめ、このようなことにならないように

配慮しながら設計しないといけません。

 

というのも、狭い土地で家を建てるとなると、

当たり前のように2階建てになってしまうからです。

 

この場合、普通に考えていくと

1階には、リビングダイニングキッチンと水回りが配置され、

2階には、寝室と子供部屋が配置されるわけですが、

この間取りでやってしまいやすい失敗は、、、

 

 

・少しでも光を採り込もうと窓を多くつくったものの、

逆に家の中が丸見えになってしまい、

結局カーテンが開けられず家の中が薄暗くなってしまうこと

(南から離れるほど、より暗くなってしまいやすいです)

 

・必要な場所に必要な収納が不足してしまい、

片付けにくく散らかりやすい家が出来上がってしまうこと

 

・洗濯動線を考える時、

干す→取り込む→たたむ→片付ける、の

全ての流れを考えて動線をつくっておらず、

実際住み出してから、

手間と時間が余計にかかる不便さを

痛感することになってしまうこと

 

などなど、生活面において、

よくない影響が出てしまうことになります・・・

 

それゆえ、光の採り込み方や、

収納のつくり方、そして家事動線のことも、

敷地条件に合わせながら、

しっかりと考えて設計する必要があるんですよね。

 

景観にも配慮した理想的な動線

 

 

例えば、

いわゆる狭小地と呼ばれる、

一般の方が見たら「ここに家って建つの?」

って疑問に思うぐらいの広さの土地でしたが、

このような敷地条件の中でも、

日々のこととなる洗濯の一連の作業が

非常に楽になるような間取りをご提案させていただきました。

 

このお家は、道路面が南であるため、

一般的には、家の一番北に水回りの全てを配置し、

2階の一番南の部屋にベランダをつくり、

そこに洗濯物を干すという間取りを

つくってしまいやすくなります。

 

しかし、そのような間取りにしてしまうと、

水回り空間は薄暗くて寒くなってしまう上に、

脱衣室から最も遠いところまで、

重たい洗濯物を持ち運びしないといけなくなります。

毎日、階段を上下しつつです。

 

これって、歳をとるに連れて

どんどんしんどくなってくるんですよね・・・

そして、足腰が弱くなってしまった時には・・・

 

それゆえ、限られた広さの土地ではあるものの、

このお家では、1階で洗濯作業の全てが

解決する間取りとさせていただきました。

 

まず、洗面脱衣室の広さを3帖とし、

かつ場所を南の方向にさせていただきました。

そして、その窓の向こうには、

洗濯物が干せるデッキをつくらせていただいています。

 

こうすることで、晴れた日は、

洗濯機からわずか数歩で、

太陽が当たる場所に洗濯物が干せるし、

花粉などが厳しい時期は、

太陽が射し込む洗面脱衣室に室内干ししておくことも出来ます。

 

また、そのデッキへは、

リビングからも続くようにしているため、

乾いた洗濯物を、リビングに取り込むことが出来ます。

 

さらに、リビング近くに、

ファミリークローゼットをつくっているのですが、

これは、乾いた洗濯物を、

そのままクローゼットの中のハンガーパイプに

干しておけるようにするためもあります。

 

いちいち全部たたむのも大変ですから、

そのまま吊れるものは、

吊っておいたっていいわけです。

 

もちろん、洗濯物を干すデッキは、

周囲から丸見えにならない場所につくっているし、

かつ周りから見えないように目隠しもしています。

家の景観も美しい状態のまま維持出来ます。

スッキリしたお洒落な外観。

 

日向市 新築 西尾建設 

西尾建設株式会社

信頼に技術とまごころで。
新築・リフォーム・リノベーション、住まいのことなら西尾建設までお気軽にお問い合わせ下さい!

〒883-0024
宮崎県日向市大字財光寺往還町76番地

●公式ウェブサイト:https://www.nishio-ci.com/

●電話:0982-53-3679

●お問い合わせ:お問い合わせフォーム

■コメントする

スマホ表示