「西尾建設の西へ東へ」

西尾建設株式会社のスタッフブログ。
学んだこと、感じたことを少しでも多く紹介していきたいと思います!

家事導線について

2018年12月03日 建築のちしき Comments(0)

こんにちは。

 

最近はインスタに少し投稿をしておりましたが

導線について文章でご紹介させて頂きたいと思い

約3か月ぶりにブログを開いてみました。

 

家事導線について。。。

 

共働きが当たり前となってきた現在、

家づくりをする中で、

いかに家事にかかる手間や時間を短縮出来るか?

ということは、

大切なことの1つではないでしょうか?

 

例えば、お子様がいらっしゃるご家族にとって、

洗濯は毎日の作業となりますが、

一連の流れまで考えた上で、

動線をつくるかどうかによって、

作業効率はかなり違ってきます。

 

また洗濯は、回数は今より減るものの、

たとえ歳をとったとしても、

今同様にずっとやり続けないといけないことなので、

今の状況だけのことを考えた動線ではなく、

ずっと先まで見据えた動線にしておく必要もあります。

 

一般的に、キッチンと洗面脱衣室が近いことを

家事動線がいい家という風にうたわれています。

 

しかし、実際は、

ただそれだけでは、

家事動線がいいということにはなりません。

なぜなら、一連の流れ全てを網羅出来てないからです。

 

では、洗濯の一連の流れを、

どうすれば良い動線が出来上がるかを考えてみましょう。

 

2階のベランダに干す場合

 

洗濯機の中から、

水気を吸った濡れた重い洗濯物を持ち運びするのは、

けっこうな重労働です。

 

もし、洗濯干場が2階のベランダだったとしたら、

洗濯機から最も遠い場所に

洗濯物を干しに行かなくてはいけない、

最長の家事動線になってしまいます。

 

となると、若いうちはまだしも、

歳をとってから辛くなるのがこの動線です。

 

今はとてもじゃないけど想像できないかもしれませんが、

もし、足腰が弱ってしまったとしたら?

 

それでも我慢して2階に上がるか?

余分な出費をして洗濯干場を1階に増築するか?

このいずれかを選択せざるを

得なくなってしまうんですよね・・・

 

また、ベランダで洗濯物を干す場合、

洗濯物が周囲から丸見えになってしまい、

防犯的に決して良くないことと、

せっかくキレイにつくった外観デザインを

一瞬で損なってしまうことにもなります。

 

逆に良い面もあります。

2階のベランダで洗濯を干す場合、

寝室に乾いた洗濯物を取り込むようになると思いますが、

寝室に洗濯物を取り込めるとなれば、

取り込んだ後の作業は楽チンになります。

 

寝室であれば、取り込んだ洗濯物を

寝る時までそのまま放置しておいて、

寝る前にたたみ、たたんだ洗濯物を

一気に片付ければいいわけですからね。

 

キッチンや洗面近くの勝手口から出て干す場合

 

2階のベランダまで干に行くのが面倒くさいからと、

勝手口をキッチンや洗面脱衣室につくって、

そこから出たところに屋根付きテラスをつくり、

そこに洗濯物を干していらっしゃるお家も数多くあります。

 

これは、ベランダに比べて動線が近くなることから、

動線的には、一見便利そうに感じますが、

完全に外に出て洗濯を干すようになるので、

干したり取り込んだりの作業が、

意外に大変だったりします。

 

まず、洗濯物を干している時、

けっこう長い時間外に居ることになるため、

暑い夏や寒い冬は、なかなかな辛い作業となります。

 

夏は夏で、せっかくお風呂に入ったにもかかわらず、

外に出て洗濯を干しているだけで

じゃんじゃん汗が吹き出してきそうですし、

冬は冬で、寒空のもと、

濡れた洗濯物のしわを伸ばしながら干すとなれば、

身体が芯から冷えてくるでしょうし、

手先や足先が、かじかんでくるでしょうからね・・・

 

取り込むのも、

外と中とを何回も往復しないといけなくなるので、

これはこれで大変な作業となります。

 

もし、取り込んだ洗濯物をリビングに置くとしたら、

勝手口からキッチンや洗面を回って、

置きに来なければいけないわけですからね。

何回も・・・

 

そして、この動線の場合、

一番気になるのが、

この作業中ご近所さんと顔合わせしてしまうことです。

 

もし、その可能性があるとしたら、

パジャマのままでだったり、ノーメイクのままで、

洗濯物を干したり取り込みに

行きずらくなってしまいますよね?

 

せっかく家でくつろいでいるのに、

そのためにキレイに身支度しないと

いけなくなってしまうなんて・・って感じですよね。

 

洗濯動線は一連の動作全てを考えてつくる

 

洗濯動線を考える時、

“干す〜取り込む〜たたむ〜片付ける”

の一連の流れ全てを、

考慮することが大切になってきます。

 

完璧な導線はなかなか難しいと思います。

ただ、今計画している場所だとどんな不具合がでるかを

事前に分かっておくことは大切だと思います。

 

図面とにらめっこして、最良の場所を探しましょう。

 

 

 

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